Hさんは阿野廉子が魂のルーツだった!

例によって、香を焚き心が落ち着いたところでHさんのデーターを脳に強くインプットし瞑想。
ほどなく幽体離脱して4次元の世界に。ここから時空を遡り、Hさんに成り代わって「新自分発見の旅にタイムスリップ!
以下は、幾人かの魂のルーツが判明した中の一人のみを採り上げています。

Hさんの場合は、前世・過去生の人物はほとんどが男性でしたので、輪廻転生に於いて、男性として性を受けていたことになります。
が、現世では女性として生まれておられますので、来世も女性として生まれ変わるでしょう。
貴女の魂のルーツの特徴は、傑出した仏教の祖が3人も現れたことです。
中年以降に何らかの宗教に関わりを持つことになります。

一時、辺り一面が靄に包まれていたが、徐々に靄が消えていき、三次元の世界とは比べようもない風景が目の前に展開する。見慣れている光景だが、しばし空中に静止したまま眺める。美しい山や川、野原・・・。
あちこちで馬や羊たちがのんびりと草を食んでいる。
とても懐かしく、心の故郷に戻った気分だ。
草花の周りでは小さな妖精たちが飛び回って戯れている。
あっ、こっちの気配を感じて振り向き、にっこりと微笑んでくれた。
樹木もきれいなオーラを放ち生き生きとしている。
どこからか讃歌が聴こえてきた。いつもの如く生命の息吹が感じられ、なにもかもが素晴らしい光景だ。
地球では環境破壊が進み、生態系も狂ってきているのに、ここは何もかもが光り輝いている世界。ひと時、あちこちを飛び回っていたが、ここはまだ4次元と5次元の中間の世界。もっと時空を遡らなければならない。

もう一度、Hさんのことを念じながら、上へ上へと飛翔した。徐々に辺りの光景が変わっていき、光に包まれていく。
泡か透明の風船のようなものがあちこちに浮遊し、その中に魂が入っている。不思議な光景と言うか、中に入っている一つひとつの魂が人の姿に変わったり、また魂に戻ったりしている。この泡の中を飛翔していく。と、辺り一面が光の海の中にどんどん吸い込まれていく感じだ。
ほどなく遥か向こうの方に、眩いばかりの光球から放射状の光が放たれているのが目視出来る。この光景は表現のしようがない素晴らしい光景だ。
その光と共に無数の泡が四方に散っている。もうこれ以上は近寄れない。
引き返して泡が少しまばらになった辺りを浮遊してみた。
Hさんにひたすら意識を集中して、泡の中の魂に呼びかけてみた。
肉体を伴っていたら、それこそ永久に探し当てることは出来ないが、肉体を脱ぎ捨て今は魂だけの存在なので、無数の魂が入っている一つひとつの泡の中の魂と感応するのはたやすいことだ。
しばらくすると感応しはじめた。呼びかけに応えてくれたのだ。それもあちこちから自分の心に感応してくる。
それぞれの魂に向って、Hさんの三つの情報を元に繋がりがあるか問いかけてみた。すると、その結果、10の魂から“ほわいとさん”と繋がりのあることが判明した。
今から、それらの魂が地球に生を享けていた国や時代にタイムワープして、魂のルーツ探しをすることの了解を得た。各々の魂が歴史上の人物の誰であるかは判ったが、これで終りではないのだ。
実際に肉体を纏っていた時の時代にタイムワープして、彼らを探して肉体の中に入り込んで、最終確認しなければならない。
本人に会ったとしても肉体を纏っているので、私の魂が既に彼等の魂と会ってきたことは知る由もない。一つひとつの魂に心を集中して各々の国にタイムワープした。そして、各々の魂に会い、同化した。
その結果、10人とも間違いなくHさんの魂の遍歴で登場する人物の魂と、魂のルーツであることが判明!
Hさん”の輪廻転生の過程で、幾つかの国に生を享けていることが判明したのである。その中から一人のルーツだけを、採り上げることにしよう。
但し、記述が長くなるので、遍歴の過程で登場する二人の人物については簡単に触れておくだけにする。

過去に遡って、遍歴の過程で登場した二人が判明した後、いよいよ魂のルーツに会いに行く。タイムワープ後、暫くして・・・、ン、ここは何処だ? 辺りの光景からして室町時代か? 意識を集中する。
私の魂が一人の人物に引き寄せられた。
「あなたは誰ですか?」
「・・・」
もう一度問いかけてみた。感応したようだ。
「廉子だが・・・、一体、何処から声をかけている? 誰か!?」
「あの後醍醐天皇の后・・・廉子さんに間違いありませんね!」
「何を云っているのか分からぬが、そちは誰なのじゃ? どこから声をかけている?」
「いいえ、廉子さんにご説明しても何のことやらお分かりにならないでしょう。一寸、お体の中に入らせていただきます」
「・・・」
すーっと廉子の体内に入り、心の中を覗いて魂に同化してみた。間違いなく廉子の魂である。ルーツだ。判明した。
Hさんの魂のルーツが廉子であることがこれで確認できた。
これで用事は済んだので廉子の肉体から抜け出す。急に眠くなった。どれぐらい時間が経ったのだろう。暫くして我に戻った。覚醒したのだ。

以上が、Hさんの魂のルーツを探す前世探査の経過です。
因みに、この廉子に至る遍歴の過程では、批判的実存論の立場をとったドイツの哲学者ルードウイッヒ・ブッセと、シエクスピアの研究に優れ、浪漫主義運動に大きな影響を与えたフランスの文学者シャルル・ノディエが登場していますが、夫々の経過は省略し、魂のルーツである廉子のみを採り上げました。
他は似たような経過ですし、記述するには相当な時間を要するからです。
一応、廉子の人物像のみに触れておきます。

【阿野 廉子】(あのれんし 1311年~1359年)
武家社会の地殻変動が始まる一方で、皇統が2派に別れて皇位の争奪に明け暮れる、そんな時代に彼女は阿野公廉の娘として生まれた。
後醍醐天皇の後宮として建武の新政の舞台に姿を現し、後村上天皇を産んだことで御国母と称され、生前に新待賢門院という門院号まで贈られた。
後醍醐天皇の中宮・藤原禧子が入内する際に、侍女の一人として従う。
才色兼備の廉子、天皇に見初められて寵愛を受け、従三位に叙せられて三位局と呼ばれるほどになる。
天皇が隠岐に流された時、これに従って献身的に仕え、建武の新政が実現した際に彼女は権力の中枢を占めることになる。
後醍醐天皇の吉野遷幸にも同道して院号の新待賢門院を宣下され、天皇の死後に仏門に入った。
天皇の愛情を独占した日々、3人の皇子の誕生、幼い子供たちを京都に残しての隠岐配流、建武の新政下での栄華、わが子の立太子、戦乱と敗走、吉野への脱出等々、廉子の人生は目まぐるしく浮き沈みした。
彼女は歌才にも恵まれ、『新葉和歌集』には20首が収められている。
『太平記』では、彼女は色香と小才で天皇を誑かし、政治に口をはさんだ悪婦として描かれているが、果たして本当のところは・・・。

廉子を魂のルーツとする人は、数奇な人生に彩られる傾向が高いようです。
尚、魂の遍歴と過程で登場する前記の二人とルーツが同じなのは、映画『料理長殿ご用心』『ベルリンは夜』のイギリスの美人女優ジャクリーン・ビセットがいます。ですから、ジャクリーン・ビセットとは分魂の姉妹に当たり、彼女の映画をご覧になられたり、映画関係の書籍で人物像を調べるようにしてください。

一応、3人だけお教えしましたが、この3人は他の人物以上に貴女にとって重要な人物ですので、これを機会に彼らのことを書籍を通して深く知る必要があります。
特にHさんの魂のルーツである、阿野廉子のことについて書かれた本などをお探しになり、繰り返しご覧になってください。他の人が読んだりするのと違って、共感・共鳴の度合いが違います。繰り返し読む度に、恰もご自分が阿野廉子に同化した如く当時の記憶が甦ってきて涙を流すことでしょう。
辛い時、苦しい時、仕事に行き詰まった時、悩みが深い時などに、ジャンヌの絵を見ながら静かに心の中で語りかけてください。不思議なことに啓示や解決の糸口になるヒント、閃きが得られます。そして貴女を護ってくれますよ。
即、実行あるのみです。お分かりになりましたか?  以上


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